トラックやトレーラーの荷台には、“アオリ”と呼ばれる上下に開閉可能な囲いがついています。運搬中は囲いとして荷物の落下を防ぎ、積み降ろしの際にはぶら下がる形でアオリを解放し作業します。
しかしながら、荷台に載った荷物を整理するとき、アオリを全開にして地上から作業するか、アオリを閉じたままアオリの縁に立って作業する必要がありました。前者は作業性が悪く、後者は非常に危険性が高いという問題がありました。
アオリの縁の幅は大きくても5cm程度しかなく、荷下ろし作業中の落下事故が後を絶たず、死亡事故も何件か発生しました。そういった現状から生まれたのが、この発明品です。
特許取得した新型アオリ水平固定装置は、文字通りアオリを水平に固定することがでます。この装置を使うことで、アオリの縁ではなく広い面に立って作業をすることができ、安全に、そして快適に荷台での作業が行えるようになります。
また、高強度で、使用時に細かい器具を必要としない等の特徴も有り、高い実用性を持っています。
本発明は、トラックやトレーラーの作業者の負担を軽減し、作業性と安全性の向上を実現することができます。
特許:5692830号 登録日:2015.2.13
特許:5692833号 登録日:2015.2.13